さあ、お花の忍法を見破ってみよ

影武者もひそんでおるぞ

花と周りが同系色なので
見つけるのに
時間がかかるのは
あながち
ウソではござらん

心を無にしてじっと見るべし

本体と見せかけて
じつは抜けがらなり

ただの死んだふり


先代マロに遠く及ばず
お花！まだまだ未熟よのう

むささびというより
手羽先の開き？



と思ったその刹那！



水飲み場へと飛翔する姿を
目撃する者あり


その証を差し出せぬ不始末を
恥じ入るばかりである



かたじけない




土下座衛門さん























ここから出てきたお花は
まるで炭焼き小屋から出てきた
源さんなのだ

「炭焼き源蔵」歌　香田晋

この世は無常なり

変われば変わるものよのう
とても同一ハムとは思えん









それはさておき

お花はいまだ
道の途上

世を捨て、
カボ種を捨て

修行の旅に出るでござる




旅立ちの歌なり

知らない、そんな歌



おありがとうございました

土下座衛門さん